こんにちは、むむむです。
今日は、むむむの黒にんにくに使用しているにんにくに特徴はあるの?という疑問についてお話していきたいと思います。
まず、むむむのにんにくについて。
むむむのにんにくは、以前のコラムでもありました通り、農薬・化学肥料・除草剤不使用、残留農薬200項目で不検出、というものであります。
これを大規模でおこなうということは、雪が降る北国では異例のことであります。
インターネットなどで農薬・化学肥料・除草剤不使用で、残留農薬200項目不検出のにんにくを検索されても、おそらく出てくることは無いと思います。それだけ珍しく、難しいことであります。
その難しさを表す話として、私たちも昔から聞いていた話で、
『にんにくは我流でやると、上手く育てることはまず難しい。その代わり、農協さんの指導をしっかり守ればちゃんと育つ』というものがあります。
ただでさえ高栄養価なにんにくは、土からたくさんの栄養を吸い上げます。その為、栄養が不足したりすると、大きくなれなかったり、形がおかしくなったりしやすいのです。
また雪解け後の水分が多い畑は、病気になりやすい環境の為、我流で栽培すると病気に負けてしまったりするわけですね。
そんなにんにくの栽培を自然栽培で行い、かつ、大きさも大きく、栄養価も慣行栽培より高く育てるのは至難の業であります。
私たちの農法は、菌の力を借りて土や作物の力を最大限まで引き出して、病気に負けないようにするものであり、前例がほぼ無い取り組みだからこそ、まわりでその農法で栽培している方がいない為、さらに難易度は高くなります。
さらに化学肥料を使わないため、馬や豚、鳥などの完熟たい肥を入手して使用したり、土中のミネラル分の増価や、pH値のコントロール、微生物の住処を作るために高級な牡蠣殻を使用して土壌改良を行ったりしております。
雑草にしても、除草剤を使用しないため、その対処も人が行わなくてはならず、それはそれは地味で、かつ大変な物であります。
それでも様々な試行錯誤をしながら、毎年、『前年以上のにんにくを栽培する!』と覚悟を決め、情熱を注いでおります。
ただ令和5年に収穫した6片のにんにくは、今までは順調だったのにもかかわらず、大きさが小さいものが主となってしまいました。
こういったことも自然栽培の難しさであります。
今季の収穫に至るまでに行った過程の一つ一つを確認して、疑わしいところはより神経を注ぎながら、もう一度しっかり試験を兼ねた栽培を行い、栄養価や味はもちろん、大きさもしっかり大きい6片にんにくを改めて育てられるように取り組んでおります。
自然栽培は難しいものではありますが、その恩恵でもある菌の力を受けて、農薬・化学肥料・除草剤不使用で育てられたにんにくは、栄養価も糖度も飛躍的に高くなります。
むむむでは黒にんにくにする前のスタートラインの時点で、自社で良いにんにくを栽培しているので、他社のスタートラインとは大きく差が開くのです。
黒にんにく作りを、にんにくの栽培から行うことで発揮できる、むむむの強みであり特徴の部分であります。